2022年5月19日更新  

アスベスト検出試薬キットAIR2によるタルク検査

蛍光顕微鏡で簡便に微量アスベストを見る


タルクは化粧品、製紙、セラミックスなどの分野で広く利用されている素材です。アメリカでは近年、ベビーパウダーからアスベストが検出され、訴訟が起こされました (参照、BBC報道記事)。 弊社試薬キット“アスベスター AIR2”を利用すると、簡便にタルク中のアスベストを検出可能なことが分かりました。
アメリカ国立衛生研究所(NIH)の調査では、タルク中の微量アスベストは、電子顕微鏡でないと見逃す場合があるとされています(参照、全国安全労働衛生センター連絡会議HP)。 しかし、電子顕微鏡でも多数の粒子が存在すると、その分析は困難を極めます。蛍光顕微鏡法ではアスベストだけが光るので、効率よくアスベストを検出することができます。



操作手順




携帯型蛍光顕微鏡(iFM)による検出例




観察・分析例1(タルク+蛇紋石系アスベスト)



観察・分析例2(タルク+角閃石系アスベスト)



観察・分析例3(タルクのみ)