シリコン表面抗体固定化タンパク質

「お手持ちの抗体をシリコン半導体や
シリカ粒子の表面に固定する」

“Si-tag 融合 ProteinA”

  • 任意の抗体を固定化可能
  • 配向性が揃い、ランダムな抗体固定化法より高活性
  • US特許成立(US7960312)
  • 使用法Q&A

“Si-tag 融合 ProteinA”は、抗体結合タンパク質(ProteinA)と、シリカ粒子に強力に結合するペプチド(Si-tag) との融合タンパク質です。ProteinAはIgG抗体のFc領域に結合するため、“Si-tag-ProteinA”を介して任意のIgG抗体を 結合の向きを制御しながら、シリコンデバイス表面に固定化することが可能です。抗体が活性を保持したまま高効率で固定化されるため、 検出感度の向上と貴重な抗体の節減が期待できます。また、抗体の修飾やシリカ(ガラス)の修飾などのステップは一切必要ありません。 (その他、使用法についてはQ&Aもご覧ください。)

※IgGの由来(動物種やisotype)により、ProteinAとの結合性は異なります。


Si-tag 融合 ProteinA 1mg 50,000円 (コード番号   S.202) 販売中

大量のご注文につきましては、別途大量パックにて対応させて頂きます。お問い合わせください。







シリコン表面固定化用抗体作製サービス

「シリコン半導体やシリカ粒子の表面に
ワンステップで抗体を固定する」

“Si-tag 融合 一本鎖抗体”

“Si-tag 融合一本鎖抗体”は、ご希望の抗原に対する一本鎖抗体とSi-tagとの融合タンパク質です。 ProteinAを介さない形で固定化されるので、解離の問題はありません。しかも、一本鎖抗体の分子量が小さいので、 より高密度でシリコンデバイス表面あるいは、シリカ上に抗体を固定出来ます。

ご要望の抗原に対する一本鎖抗体を弊社で取得し、“Si-tag”を融合させた シリコン表面固定化用抗体として納入いたします。

Si-tag 融合一本鎖抗体 (コード番号   S.203) 応相談
詳細はお問い合わせください。







注意:使途によっては技術提供できない場合もありますことをご了承下さい。

参考文献

  1. T. Ikeda, Y. Hata, K. Ninomiya, Y. Ikura, K. Takeguchi, S. Aoyagi, R. Hirota, A. Kuroda
    Oriented immobilization of antibodies on a silicon wafer using Si-tagged protein Anal. Biochem. 385, 131-137 (2009) doi:10.1016/j.ab.2008.11.001
  2. K. Taniguchi, K. Nomura, Y. Hata, T. Nishimura, Y. Asami, A. Kuroda
    The Si-tag for immobilizing proteins on a silica surface Biotechnol. Bioeng. 96, 1023-1029 (2007) doi:10.1002/bit.21208